“血”をクリーニング?血液クレンジングってなに?

最近では仙台の美容皮膚科で血液クレンジングやビタミン注射という施術が人気となっています。

これは採取した血液に医療用オゾンを注入するという施術のことであり、
酸素飽和度を増やしてから体内に戻すことになります。

血のクリーニングと聞くと良いイメージを持つ人も多いでしょう。

しかし、施術を受けたいという場合、メリットだけでなくデメリットやリスクについても
知っておくのがおすすめです。

美容皮膚科の高濃度ビタミンC点滴

ビタミン注射は肌荒れにどれくらいの効果を発揮するか?

1999年以前は副作用の報告もありましたが、これはオゾンと反応して有毒ガスが出る物質を
使っていたためであり、2000年以降は副作用の報告はなくなっています。※血液クレンジングの歴史

生死にかかわるような副作用のリスクはほとんどありませんが、体調不良の人や健康状態が
あまり良くない人などは施術の際に注意しましょう。

この施術は日本では保険適用されることもあります。

しかし、保険が適用となるのはガンや悪性リンパ腫、肝炎、HIVなどといった病気の治療で
行われる場合のみです。

アンチエイジング目的や美容目的の施術の場合には保険が適用されないので注意しましょう。

料金については美容皮膚科によって異なっていますが、1回あたり1万円程度かかって
しまうとされています。

高濃度ビタミンC点滴でできるアンチエイジング

この施術にはいくつかの効果があります。

まずは静脈から採取した体液とオゾンガスを混ぜることにより、体内が酸素化されて
疲労回復効果やダイエット効果、美肌効果などが期待できます。

また、血液が流れやすくなるというメリットもあります。

流れる時間を調べるとクレンジング前後で5秒程度も違いが出てくるということです。

生活習慣を改善しても体液の流れる時間は1秒程度しか改善できないと言われているため、
この施術の効果がかなり高いことが分かるでしょう。

免疫細胞を増やしたり幹細胞を稼働させたりする効果もあります。
また、C型肝炎ウイルスのRNAが減ったという報告もありますし、免疫力を高めて
くれると言えるでしょう。

風邪など軽い症状だけでなく、HIVや肝炎などのウイルス増殖を防ぐ効果も期待できます。

酸素飽和度とは|血中のヘモグロビンと酸素の関係は

採取した血液に医療用オゾンを注入することで、なぜ酸素飽和度が増加するのでしょうか。

それは血液内のヘモグロビンが大きく影響しています。
ヘムとグロビンに分けることができる成分で、赤血球の赤い血色素のことを言います。

ヘムは酸素と結合する働きがあり、酸化することで全身に酸素を運ぶことができます。

この酸化の割合を示したものが酸素飽和度であり、動脈血を測定したものをSaO2で
表すことが可能です。

パルスオキシメータと呼ばれる測定器を使うことで酸素飽和度を測ることができます。
測定値が97 %以上であれば通常値とされていて、80%よりも低くなると生命が危険な状態です。

医療用オゾンを血液中に注入すると、まず活性酸素種が発生します。

活性酸素種は血液のさまざまな成分に働きかけ、赤血球に期待できる効果は酸素の
運搬量の増加です。

その後過酸化脂質代謝物と言う物質が発生し、血管が拡張するようになります。

併せて、もともと活性化が高い赤血球を生成することもできるので、より高い効果が
期待できます。

これらの効果によって体全身に行き渡る酸素の量が増えて、肩こりや冷え性といった
血流に関連するさまざまな疾患に高い効果を期待することが可能です。